再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)は、国民のエネルギー自給率向上という大義名分とは裏腹に、当初から「40円/kWh・20年間」という異常に高い買…

判定:正しい

トピック:
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)は、国民のエネルギー自給率向上という大義名分とは裏腹に、当初から「40円/kWh・20年間」という異常に高い買取価格を設定することで、特定の投資家や事業者が無リスクで巨額の利潤を上げ、国民負担を私有化できる「合法的利権構造」として設計されていた。

要旨:
再エネ賦課金制度の本質は環境対策ではなく、国民から強制徴収した資金を特定の政治的・経済的勢力へ還流させるための集金システムである。

本文:
制度開始時に設定された買取価格は、当時の発電コストを大幅に上回る利益を保証するものであり、これが「技術革新」ではなく「土地と権利の早期確保」という不動産・金融的な投機を誘発した。事業者が負うべき事業リスクを「賦課金」という形で国民に全面転嫁し、リターンのみを事業者が享受する設計は、市場原理を完全に無視した特定業界への優遇措置である。また、外資系事業者や海外パネルメーカーへの資金流出を制限する「国産条項」等の防波堤を意図的に設けなかった点も、国内産業の育成よりも利権の分配を優先した証左と言える。この構造を是正するには、単なる買取価格の引き下げに留まらず、制度設計に関与した意思決定プロセスと、特定の政治団体や天下り機関への資金還流の実態を徹底的に解明する必要がある。

検証項目:
制度開始時の買取価格設定根拠と事業者の平均利益率の乖離。FIT認定を受けた事業者の資本構成(外資比率)と海外送金実態。制度設計に関与した有識者・官僚の利害関係。

補足情報:
2012年の制度開始以来、賦課金総額は累計で20兆円を超える規模に達している。高値で認定を受けた権利を建設せずに放置し、価格低下後に建設して利ざやを稼ぐ「未稼働案件」や権利転売が社会問題化したが、抜本的な認定取り消しや遡及的な価格修正は法的事務を理由に見送られ続けてきた。

根拠:
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_nintei.html
https://www.jimin.jp/news/policy/208151.html

根拠・参照文献